傾向スコアマッチング後のアウトカム比較

アウトカムが

2値のカテゴリー変数ならカイ二乗検定 or Fisherの正確確率検定

連続変数で正規分布に従えばt検定、従わなければMann-Whtney U検定

 

ロジスティック回帰でオッズひを計算する場合は、

条件付きロジスティック回帰 conditional logistic regression

一般化推定方程式 generalized estimating equation

を用いてペアを考慮したロジスティック回帰を行う

 

ペアを考慮することがどれほど重要かはコントロバーシャル

随伴症状の乏しい嘔吐

嘔気嘔吐の鑑別はめちゃ多い

重篤な疾患(ACSDKAなど)から軽症疾患(胃腸炎など)まで色々

 

随伴症状は鑑別を絞るのに役立つが、

随伴症状が乏しい場合は以下を考える

 

・薬剤

・内分泌疾患

・妊娠

 

・薬剤

ジギタリス、テオフィリン、NSAIDs、鉄剤、SSRI、プレガバリンなど

 

・内分泌疾患

高Ca血症、DKA、副腎不全

 

高齢者は、痛みのはっきりしない胆石や、腎盂腎炎も

冠動脈リスクの高い人はACS

 

他にも色々と見逃せない疾患はあり、実際の臨床では悩ましい症例も多いですね

 

 

参考文献

プライマリ・ケア 外来診断 目利き術50 南山堂

 

Sweet病

Lancet 

jun 4, 2022

Clinical Picture

 

Sweet's syndrome and Crohn's disease diagnosed simultaneously

 

クローン病とSweet病という珍しい組み合わせのイメージ症例でした

 

 

ということでSweet病の再勉強・・・

 

Sweet病の病態は非常に複雑かつ完全には解明されていない

 

何らかの背景疾患や刺激をもとに

炎症の活性化が生じ

好中球が真皮への浸潤

 

これがざっくりとした病態

 

診断基準

主所見

急激に発症する有痛性紅斑性局面 or 結節

・白血球破砕性血管炎を伴わない真皮への好中球浸潤

副所見

・38℃以上の発熱

血液系or固形癌、妊娠、先行感染(上気道、消化管)、ワクチン後などの背景

ステロイド or ヨウ化カリウムが効く

炎症所見:ESR > 20, CRP上昇, WBC > 8000(Neu >  70%)

 

 

BPPVの予防にビタミンDとカルシウム

BPPVの再発率は高い

約半数が40ヶ月以内に再発する

 

血清ビタミンDが低い場合

ビタミンDとカルシウムのサプリメント

めまい再発率が低下する

 

2つの文献をもとに記載されてる

RCT, n 約1000

meta-analysys of 6 RCT risk ratio 0.37 (95%CI 0.18-0.76)

 

参考文献

Update on benign paroxysmal positional vertigo (Review)

Journal of Neurology (2021) 268:1995–2000

人間関係で一番重要なものは評判だ

評判がみんなを助けてくれる。もしくは、邪魔してくる。

 

伊坂幸太郎 逆ソクラテス 非オプティマスより

 

人間関係で一番重要なものは?

 

その答えが評判とは

あんま考えたことなかった

評判は人間関係に大きく関わってくるし大事だと思うけど

一番重要なものなのか?

 

でもそうかもしれない

 

良い評判の人は、いい人そーって単純に思いやすいし

悪い評判の人は、初めから厳しいメガネで見てしまう

 

結局、他人のことを深く理解することなんて厳しいし

フィーリングで、なんとなく、評判に流されながら

テキトーに判断しているに過ぎない

 

評判はそういった意味ではめちゃくちゃでかいインパク

良い意味でも悪い意味でも

 

じゃあ、どうすればいいか?

 

本書の中では、

 

どんな相手だろうと、親切に、丁寧に接している人が一番いい

 

と。

 

確かになー

 

 

感染症と臨床検査

・細菌感染症

左方移動:15%以上のカン状核球、高度:カン状核球>分葉核球

 

・敗血症

血小板↓:血管内炎症による消費

フィブリン↓:凝固線溶系の亢進による消費

 

・左方移動のない重症感染症(骨髄の好中球産生に影響を及ぼしにくい)

感染性心内膜炎:感染巣自体は小さく、菌量も少なく、血管内の好中球で対応可能

細菌性髄膜炎、膿瘍:好中球が感染巣に移動できない→好中球消費が少ない

 

 

参考文献

検査値を読むトレーニング 医学書

食後の低血糖 インスリン自己免疫症候群

NEJM

2022 June 2

Clinical problem solving

 

85歳、女性

DM歴なし

食後45分で突然の発汗、動悸、冷感

血糖40

低血糖時のインスリン↑、Cペプチド↑

インスリン/Cペプチド > 1

インスリン抗体強陽性

 

診断:インスリン自己免疫症候群

 

低血糖

薬剤性が多い

→血糖関連薬だけでなく、フルオロキノロン、リチウム、βブロッカーも

重篤な疾患:重症感染症、肝不全はr/o

副腎不全、パラネオinduced低血糖

内因性高インスリン血症(下記)

 

・内因性高インスリン血症の原因

インスリン自己免疫症候群

インスリノーマ

βcell hypertrophy

インスリン受容体異常症B型(高血糖がcommon, hyper-androgenism)

 

インスリン自己免疫症候群の低血糖

食後血糖上昇とともにインスリン産生↑

自己抗体とインスリンが結合し、インスリンが機能しなくなる

その後一気に結合が乖離し、インスリン作用がどかっとくる

低血糖になる

食後少し経ってから低血糖が生じる