Hemoptysis: Evaluation and Management American Family Physician. 2022 https://www.aafp.org/pubs/afp/issues/2022/0200/p144.html 米国家庭医療学会から喀血に関するReviewです。 一部抜粋し、主にGTPでまとめました。時折誤訳があるかもしれませんので…
Hypothyroidism Lancet. 2024 https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(24)01614-3/abstract LancetのSeminarより甲状腺機能低下症の紹介です。 主にGTPによるまとめ、時折誤訳があるのでご注意ください。 本文の内容 Diagnosis Tr…
Vitamin B12 deficiency: NICE guideline summary BMJ.2024 https://www.bmj.com/content/385/bmj.q1019 BMJのビタミンB12欠乏に関するガイドラインサマリーの紹介です。 主にGTPでのまとめです。時々誤訳があるのでご注意ください。 ビタミンB12欠乏症の概…
Case 29-2024: A 47-Year-Old Man with Confusion and Kidney Failure NEJM.2024 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMcpc2402492 年齢, 性別, 主訴 • 47 歳男性、主訴は意識混濁と急性腎不全である。 現病歴 患者は⼊院 6 ⽇前に疲労感と筋⾁痛を訴…
今年改訂された高血圧に関するヨーロッパのガイドラインの紹介です。 https://doi.org/10.1093/eurheartj/ehae178 [Elevated BP ]カテゴリーの導入 新たな収縮期血圧(SBP)治療目標の導入 降圧薬について フレイルや高齢者に対する柔軟な治療アプローチ そ…
GERDのReview Annals of internal medicine, In the Clinic 2024-8-13 https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/AITC202408200 まず、文献の全体像(目次)を提示します。 その中からいくつかピックアップして解説しています。 9割はGTP訳です。時々誤訳があ…
Community-Acquired Pneumonia: A Review JAMA 2024-9-16 online https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2823762 市中肺炎に関するJAMAのReviewを紹介します。 まず原文内容(目次)を提示し、その後 診断と抗菌薬に関するセクションのみまとめ…
Case 18-2024: A 64-Year-Old Woman with the Worst Headache of Her Life N Engl J Med. 2024 Jun 13;390(22):2108-2118. NEJMのcaseをChatgtpを利用して要約したものです。時々誤訳がありますので、解釈にはご注意ください。 1. 年齢, 性別, 主訴64歳女性…
Case 16-2024: A 20-Year-Old Man with a Pustular Rash. N Engl J Med. 2024. NEJM MGH caseシリーズをGTPで要約したものです。 時々誤訳もあるのでご注意ください。 年齢, 性別, 主訴 20歳、男性。主訴は数日間にわたり広範に広がった膿疱性発疹。 現病歴 …
抗菌薬 TDM 臨床実践ガイドライン 2022 - eGFR<30mL/min/1.73m の患者は腎障害発現率が高率になるので代替薬を考慮する (IV) 根拠論文は、 Candidatesforareaunderthetime-concentrationcurve(AUC)-guideddosingandriskreductionbasedonana…
2024 Focused Update: Guidelines on Use of Corticosteroids in Sepsis, Acute Respiratory Distress Syndrome, and Community-Acquired Pneumonia 米国集中医療学会 Crit Care Med. 2024. PMID: 38240492 Septic shock - ステロイド推奨 入院中or長期の死…
COPD 診断と治療のためのガイドライン2022 ・HFNCはⅡ型呼吸不全を呈する増悪患者において、NPPV認容性がない場合の選択肢となる。 とあります。 このステートメントの根拠は、 - 後ろ向き観察研究、vs NPPV、28日間の挿管率と致死率に差なし(Int J Chronic…
消化性潰瘍診療ガイドライン2020 - ワーファリン:止血確認後に速やかに再開 - DOAC:止血確認後早期(1-2日)に再開 ワーファリンは、 GIBを発症したAf患者で、ワーファリン早期再開が死亡率を有意に下げたことを示した前向きコホート研究(Evid Based Med. 20…
特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き 2022 やや長いですが、 「KL-6, SP-D, SP-Aは高い陽性率を示すので、本疾患を疑うきっかけや、病態のモニタリング、治療反応性の評価に有用である。ただし、いずれも疾患特異性がないので、IIPsの確定診断やパターン分…
上記フローチャートは「スタチン不耐に関する診療指針2018」より引用したもの。 まずはスタチンをすぐに切るのではなく、継続できるか、という視点で考えます。 ・軽度のCK上昇なら同量で継続、経過観察でも良いでしょう。 ・中等度のCK上昇や筋症状がある場…
【common:70%】 頻脈 非特異的ST変化 T波の変化 【less common:10%未満】 S1Q3T3:Ⅰ誘導の深いS、Ⅲ誘導のQ波とT陰転化 right ventricular strain:右軸偏位、肺性P、V1-3の高いRとストレインパターンなど 新規の不完全右脚ブロック 【その他】 心房性不整…
榊巻 亮さんの世界で一番やさしいシリーズ最新作 世界で一番やさしい「考え方の教科書」 上司や先輩から「もっと考えなきゃダメだねー」「考えが浅い」とか言われたことはないでしょうか? 今の世の中、直接こんなダメ出ししてくる上司も少なくなってるかも…
①市中肺炎 ②院内肺炎、誤嚥性肺炎
NEJM 「Squamous-Cell Carcinoma of the Skin」 2023/6/15 review 参考文献 N Engl J Med 2023; 388:2262-2273 ① 疫学と臨床症状 ・全ての皮膚がんの20%を占める ・発生率は増加している ・どの皮膚でも発症しうる ・出血性病変は日光暴露部位に多い ② リス…
アウトカムが 2値のカテゴリー変数ならカイ二乗検定 or Fisherの正確確率検定 連続変数で正規分布に従えばt検定、従わなければMann-Whtney U検定 ロジスティック回帰でオッズひを計算する場合は、 条件付きロジスティック回帰 conditional logistic regress…
嘔気嘔吐の鑑別はめちゃ多い 重篤な疾患(ACSやDKAなど)から軽症疾患(胃腸炎など)まで色々 随伴症状は鑑別を絞るのに役立つが、 随伴症状が乏しい場合は以下を考える ・薬剤 ・内分泌疾患 ・妊娠 ・薬剤 ジギタリス、テオフィリン、NSAIDs、鉄剤、SSRI、プレ…
Lancet jun 4, 2022 Clinical Picture Sweet's syndrome and Crohn's disease diagnosed simultaneously クローン病とSweet病という珍しい組み合わせのイメージ症例でした ということでSweet病の再勉強・・・ Sweet病の病態は非常に複雑かつ完全には解明され…
BPPVの再発率は高い 約半数が40ヶ月以内に再発する 血清ビタミンDが低い場合 ビタミンDとカルシウムのサプリメントで めまい再発率が低下する 2つの文献をもとに記載されてる RCT, n 約1000 meta-analysys of 6 RCT risk ratio 0.37 (95%CI 0.18-0.76) 参考…
評判がみんなを助けてくれる。もしくは、邪魔してくる。 伊坂幸太郎 逆ソクラテス 非オプティマスより 人間関係で一番重要なものは? その答えが評判とは あんま考えたことなかった 評判は人間関係に大きく関わってくるし大事だと思うけど 一番重要なものな…
・細菌感染症 左方移動:15%以上のカン状核球、高度:カン状核球>分葉核球 ・敗血症 血小板↓:血管内炎症による消費 フィブリン↓:凝固線溶系の亢進による消費 ・左方移動のない重症感染症(骨髄の好中球産生に影響を及ぼしにくい) 感染性心内膜炎:感…
NEJM 2022 June 2 Clinical problem solving 85歳、女性 DM歴なし 食後45分で突然の発汗、動悸、冷感 血糖40 低血糖時のインスリン↑、Cペプチド↑ インスリン/Cペプチド > 1 インスリン抗体強陽性 診断:インスリン自己免疫症候群 ・低血糖 薬剤性が多い →血…
Annals of internal medicine 2022 May systematic review 結論 成人の入院covid19に対するレムデシビル 死亡と回復割合はlittle to no difference 回復時間は短くなるかも